2016.12.29


【在サイパン領事事務所訪問】

皆さまへ

2016 年青葉の候、サイパンへ渡航し、祈りを捧げ、その後、在サイパン領事事務所を訪問して参りました。
TAIJI 生誕 50 周年展示会イベント開催期間中、皆さまが笑顔で集う事ができるように、との思いから、事故に纏わる情報の公開を一定期間控えさせて頂いた為、ご報告が遅くなってしまいました。

現地、在サイパン領事事務所では、昨年出版させていただいた「 TAIJI - 沢田泰司」を読んでいただいた上で、じっくりとお話しさせていただく事ができました。また、拙著、第一章の中でまとめた調査内容の詳細を、報告書や資料も提示しながら具体的にお伝えした所、早速 CHC 病院へ一緒に同行していただく運びとなりました。

今回の件は、沢田泰司個人の問題に留まらず、命ある全ての方々にかかわる重要な問題であるとの思いも含めて、真相の究明を続けて参りました。

死の真相を明らかにさせるためには検死されていなければなりませんでしたが、本件はそれが行われませんでした。それでもこれまで、少しでも多くの真実を明らかにしようとできる限りの手を尽くして参りましたが、今回の訪問を終えた事を一つの区切りとして、今後この件を在サイパン領事事務所及び外務省へ委ねさせていただく事にしましたことを、皆さまにお伝えしたいと思います。
死因究明制度や法医学を学び、調査・追求を重ねた結果、私個人として出来得る事の限界に達したと考えており、またそれを心身共に痛感しております。
ご理解頂ければ幸いです。

現状の中で、在サイパン領事事務所がひとつの事件として認識し、解決に向けて追求を進める意思を示していただけた事、大切な人の命の尊さを親身になって考えていただけた事が、司法の壁に阻まれ、限られた情報の中で追及を続けてきた私にとっては大きな進展と思っております。

オンライン署名サイトにて集めさせていただいた、事件の再調査と真相を求めるご署名を頂いている事についてもお伝えし、 20 ヵ国以上の方々から届けていただいた沢山のメッセージをファイリングし、お渡しさせていただきました。
ご協力を頂いた皆さま、ありがとうございました。
拙著を手に取っていただいた皆さまから、お手紙やメールを沢山戴きました。
お返事をすることこそ出来ていませんが、心の込められたメッセージにどれだけ励まされたか分かりません。

TAIJI さんの残した純粋なロックスピリットは今も生かされ、大切に引き継がれていることを深く感じています。彼を通して、学び、支えられ、新たな出会いがあり、こうして今も歩ませて頂いている事に、感謝の気持ちで一杯です。
全ての皆さまに改めてお礼申し上げます。
本当にありがとうございます。

2016 年 12 月
赤塚友美
 
   
 
 

2017.01.04


皆様へ

サイパンでの TAIJI (沢田泰司)急逝事故に関して、
先日お伝えしたご報告にありますように、在サイパン領事事務所に署名についてお伝えし、 20 カ国以上から寄せて戴いたメッセージをお渡しいたしました。
皆さまの思いが届き、真剣に長時間にわたってお話をさせていただく事ができました。
そして問題を認識してくださるに至りました。

Change.org オンライン署名サイト
〜 TAIJI 追悼 - サイパン不審死真相を〜

このキャンペーンにつきましては、ここで終了とさせていただきます。
ご協力、お励ましなど沢山いただきました。
本当にありがとうございました。

まだ不審死の真相が明らかになったわけではありません。
様々な思いがおありと思います。
その一つひとつを胸に感じながら … 。

赤塚友美

 

 
 

 

TAIJI―沢田泰司

X 、 LOUDNESS 、 Cloud Nine など、数々のバンドで活躍した稀代のベーシスト TAIJI - 沢田泰司 - 。
4 回目の命日となる 2015 年 7 月 17 日
彼の婚約者だった赤塚友美氏の著書『 TAIJI −沢田泰司−』が発売日を迎えた。

巷間、サイパンの拘置所内での「首つり自殺」と伝えられている TAIJI の死の真相が、実はまったく別の所にあることは、ほとんど知られていない。

不可解にも「首つり」痕のまったくなかった本人の遺体。
その矛盾点について説明できない現地の病院。
赤の他人の連絡先が記載された死亡事故報告書。
拘置所内での自殺について「ありえない」と語った現地の捜査担当者 ―― 。

なぜ、 TAIJI の死を巡る状況はこれほどまでに謎めいているのか。
著者はこれらの謎と4年にわたり向き合い、サイパンにも足を運びつつ調査を続け、 TAIJI の死の背後に横たわる「行政と法の闇」を浮かび上がらせている。

本書にはまた、 TAIJI が 18 年ぶりに XJAPAN と共演( 2010 年)した際のエピソードなどもまとめられており、彼の音楽界における足跡も改めて振り返ることができる。

( BARKS より引用)

 
   
 

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